DX推進基本方針および2024年度DX推進基本計画について

DX推進基本方針

清泉女子大学は、デジタル技術を活用して、教育、研究、事務の三分野においてDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する。

2024年度DX推進基本計画

⒈ 教育分野における基本計画

?対面授業科目について、担当教員が遠隔授業を実施し学生が遠隔授業に出席するための環境と支援体制を、順次、整備?増強する。それによって、従来は休講(もしくは休講と後日の補講)としていた授業を遠隔授業とする選択肢を加え、さらに休講に代わって遠隔授業を採用するよう教員に促すことで、休講率を下げ学生が学ぶ時間を増大する。

〔アウトプットに関する指標〕全対面授業科目における授業回数に対する休講回数の比率。これを、コロナ禍前の休講率と比較して20%以上低減する。
〔アウトカムに関する指標〕対面授業科目における休講を回避するための遠隔授業の出席率。これを、従来の休講に対応する補講の出席率よりも10%以上増やす。

?本学が定める別紙「多様なメディアを高度に利用した授業の実施ガイドライン」に該当する授業を実施するための環境と支援体制を、順次、整備?増強する。それによって、同ガイドラインで促されている遠隔授業の実施回数を増やし、学生に対して多様で広がりがある授業体験を提供する。

〔アウトプットに関する指標〕専任教員が担当する授業科目における、「多様なメディアを高度に利用した授業の実施ガイドライン」で促されている遠隔授業の回数。これを年間10回以上とする。
〔アウトカムに関する指標〕アウトプットに対応する授業の受講者(サンプリングによる)から「その授業を遠隔授業として実施したことが効果的な学びとなっている」とする間接評価(SD尺度法による)結果を得る。

⒉ 研究分野における基本計画

?本学が教員の研究業績を記録したり参照したりする際の原簿を、学内保管する紙媒体形式の文書から、順次、Researchmap(同コンテンツのコピーを含む)に移行する。それによって、研究業績の参照における完全性を高める。

〔指標〕教員の研究業績を制度的に参照する(審査?評価)全回数にしめる、Researchmap(同コンテンツのコピーを含む)を利用した回数の比率。これを、昨年度の同比率よりも5%以上増やす。

⒊ 事務分野における基本計画

?学内で文書を配布したり共有したりする際の手段を、紙媒体を配布する方法、および、メールやイントラネット上にファイルを直接添付する方法から、順次、クラウド上にファイルを保存し、そのリンク情報をメールやイントラネット上に掲載する方法に移行する。それによって、文書の管理にかかる労力と費用を軽減し、文書の機密性や責任追及性を高める。

〔指標〕学内で文書を配布したり共有したりする際(サンプリングによる)に、クラウド上にファイルを保存してそのリンク情報をメールやイントラネット上に掲載した回数。これを、前年度比で20%以上増やす。