初年次ゼミナールとは

「大学の学び」の入り口。アットホームな雰囲気のなか、それぞれの興味関心を大切に、「自分の問い」を探求する授業です。(1年次前期必修科目)


どんな授業で何を学ぶのか

ガイダンス用スライド_初年次ゼミナール「初年次ゼミナール」 全体ガイダンス資料
少人数のクラスで、「女性」「平和」、清泉にゆかりの深い2つのテーマについて、互いに助け合い刺激し合いつつ、自分の問いを深めていく授業です。「女性」女子大学であることに、「平和」は清泉がキリスト教の精神を核にした大学であることに由来します。

そのなかで、図書館の使い方レポートの書き方など、大学4年間の学びの基礎となる力を、自然と身につけていきます。

?特徴
少人数クラスで、1人ひとりきめ細かな指導を受けられる
クラスメイトと切磋琢磨しつつ、「自分の問い」を探求できる
大学での学びの基礎になる「レポートの書き方」をじっくり学べる

どのように学ぶのか

初年次ゼミナール動画_サムネイル
2学部の1年次生全員が、少人数クラスに分かれて授業を受けます。どのクラスも、専任教員が、全クラス共通の内容にしたがって、「大学の学び」の基礎をきめ細かく指導します。

打ち解けた雰囲気のなか、質問したり、意見交換したり、発表を聞いたり、学生同士の交流も多い授業です。また、大学生活でかかせない「図書館の活用法」「レポートの書き方」については、オリジナルの冊子や視聴教材を用いて、しっかり学ぶことができます。

?女性
女子大だからこそのテーマです。ジェンダーの問題など考えつつ、自らの生き方も見つめます。

<学生が取り組んだテーマ例>
日本における働く女性の服装や化粧に関するルールの問題
イスラーム教の女性にとっての「スカーフ」の意味
音楽シーンの発展における女性差別、ジェンダー問題
17世紀の西洋の美術世界における女性画家の存在
女性の地位向上における「ガールスカウト」の役割
学校におけるジェンダー教育の実践と課題
日本における女性のライフワークバランスと就労支援制度の課題
同性婚を認める国の実践と日本の課題
シングルマザーが抱える問題とその支援における課題
スウェーデンにおける性教育の実践からみる日本の課題

?平和
建学の精神に基づくテーマです。私たちの身近なところから、日本のこと、世界のことを共に考えます。

<学生が取り組んだテーマ例>
現代日本のSNS上でみられる誹謗中傷の問題
「ファスト?ファッション」がもたらす発展途上国の問題
「ブラックバイト」が生じる原因と課題
日本の食料自給率の低さの改善と世界の水資源問題の関係
異文化理解において「伝統文化」が果たす役割
現代日本における貧困がもたらす教育格差の問題
食糧輸入がもたらす構造的暴力とその課題
軍事用ロボット(自律判断型ロボット)による戦争の変容
日本におけるフードロスの問題と政策
情報管理社会におけるプライバシー侵害の問題
日本の性犯罪と性犯罪に関する法律の課題

初年次ゼミナール 受講学生の声

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この科目の魅力は、クラスメイトと学び合えること。グループ内で意見交換しながらレポートを作成するなど、知見を広げる機会が多くあります。また、「女性」と「平和」の二つのテーマについて、それぞれの専門分野の先生から体験談を交えた講義を受けることができるのも、この学びの特徴だと思います。

地球市民学科2年 山木 悠月さん

在学生の声

  • 「私は大学生なんだ」と実感させられる授業でした。これからも社会に目を向け、教養を身につけ、感謝の気持ちを忘れずに、人として大成できるように精進していきたいと思います。
  • 自分で問いを設定するのも、レポートを書くのも、初めてのことで、たくさん迷ったこともあるけれど、疑問を持って学ぶ楽しさが分かり、これからの大学の勉強がもっと楽しくなると思いました。
  • 授業を通して、普段考えられない多くのことを話し合えて、とても楽しかった。もともと自分の意見を言うのが苦手だったけれど、授業を通して、コミュニケーション力を高めることができた

?この授業を一言でいうと?
 ?カラフルな授業
?アットホームな授業
?仲間と共に学びを深めるような授業
?これからの人生で必要な授業
?社会全体を見るきっかけを与えてくれた授業
?「なぜ」を繰り返し、深めていく授業
?1年生の必修の中で最も大切な授業