フィールドワーク体験記(マラウイ)

Y.K.さん 【3年次に参加】
群馬県立 前橋東高等学校 出身

事前準備

 7月29日から8月15日の18日間、私たちはアフリカのマラウイ共和国でのフィールドワーク(以下FW)に参加しました。地球市民学科3年次生6名、2年次生5名、鈴木直喜先生、ティーチングアシスタント、国際交流センター職員に、現地コーディネーターを加えた計15名でのFWでした。マラウイFWは前期中に、航空券の手配をしたり、現地コーディネーターと日程の調整を行ったりしながら学生たち自身で作り上げていきます。また、それらと並行して、マラウイ共和国についての基本情報調査や訪問場所についての資料集め、現地で披露する出し物の準備を行ってきました。

現地での活動

JICAが実際に支援を行っている「持続可能な土地管理促進プロジェクト」を視察した場面JICAが実際に支援を行っている「持続可能な土地管理促進プロジェクト」を視察した場面
 現地では在マラウイ日本大使館や外務省、JICA事務所などを含めた諸機関を訪問し、3泊4日のホームステイも経験しました。日本では食べる機会がまず無いであろうネズミを食べたこともあります。マラウイは「アフリカの温かい心(The warm heart of Africa)」と言われている国です。私たちは、滞在中どこに行っても人々に温かく迎えられ、このキャッチフレーズを体感することができました。FWに行く前に思い描いていたマラウイに対するイメージや、事前に文献で得ていたマラウイの情報とはまた違った実態を見ることができました。

FWを通じて得た数々の気づき

今まで見たこともないような満天の星のもと、ビーチで火をおこしてカレーを作っているところ今まで見たこともないような満天の星のもと、ビーチで火をおこしてカレーを作っているところ
 このFWでは、数えきれない程の学びがあったと同時に、多くのことに気づかされました。事前準備の大切さや想定外なことが起こっても冷静でいることの大切さ、命の大切さ、何事にも向き合うことの大切さ、考え続けることの意義などにも気づくことができました。そして、語学力の重要性を痛感しつつも、コミュニケーションにおいては決して語学力だけが重要なのではないということにも気づかされました。

FWを終えて

 このマラウイFWは、多くの人の支えがあったからこそ、無事に成し遂げることができたのだと思っています。FWに関わって下さった皆様、見えないところでも支えて下さった方々、全ての皆様に感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございました。現地でのFWを終え、現在は報告書の作成に向けてメンバー一同頑張っているところです。自分を成長させたい人や継続する力のある人、またその力を身に付けたい人にマラウイFWはぴったりです。

 このマラウイFWで経験したことや気づいたこと、学んだことを、今後の自分の人生に生かしていきます。